癒月「you(Vocal Version)」-ひぐらしといえばこの曲
ひぐらしのなく頃に ボーカルソング+ゲームオープニングムービー集(DVD付)
癒月「you(Vocal Version)」
「ひぐらしのなく頃に解」で音楽を担当したdaiのアルバム「Thanks/you」に収録。
いろんなバージョンの「you」
「ひぐらしのなく頃に」の代表曲のうちのひとつ。
ひぐらしのゲームやアニメに触れたことがなくても、この曲は知っているという人は多いはず。
この「you」という曲、いろんなバージョンがありすぎる。
もともとはボーカルのないインスト曲ですが、そこから癒月さんが歌詞をつけたボーカルver.、園崎詩音役のゆきのさつき(雪野五月)さんが作詞&歌唱したドラマCD収録ver.、
二次創作だけど、レナver.や魅音ver.があったりともう多すぎてごっちゃになる。
それだけ名曲っていう証拠ですよね。
今回は癒月さんver.について紹介します。
(※以下ネタバレ注意)
悲しすぎる目明し編エンディング
CSゲーム「ひぐらしのなく頃に奉」の目明し編エンディングでこの曲が流れるんですが、まぁ有名だからこの曲が流れることは事前に知っていました。
でも知っていたけど…泣いた…
ある程度心の準備はしていても、この曲が流れると同時に鳥肌。ひぐらしは音楽に関しても恵まれすぎてる…
「全部夢だったらいいのにな」っていう詩音の現実逃避、最後の「生まれてきて、…ごめんなさい」。
雛見沢連続殺人事件の関係者一覧がズラーっとこの曲とともに流れて、そこには詩音が殺してきた人達の名前が並んでいる。
彼女が起こしたことはもう取り返しのつかない現実だったことを再認識させられて
最後、「こんな世界があったらいいのにな」という詩音と沙都子の笑顔で終了。
詩音がだんだんと狂っていく様子が丁寧に詩音視点で描かれていて、しかもゆきのさつきさんの演技も凄まじすぎたのもあり、綿流し編・目明し編は ひぐらし関係無しに もはやひとつの作品としても素晴らしい内容だった。
詩音の悟史への想い
あなたは今どこで何をしていますか?
この空の続く場所にいますか?
あの悲しすぎる惨劇の後のせいか、余計浄化されるように感じる…
ゲームはアニメと違い尺の都合でカットというのはもちろんないので、事細かに詩音視点で語られています。
おかげでプレイヤーも詩音に感情移入しやすくなり、余計にこの曲が沁みる。
この曲をより深く聴き込みたいなら絶対に目明し編はプレイすべき。
アニメでは流れなかった
欲を言えば、アニメでも流してほしかった。
アニメは尺の都合があるからな…
あと、ひぐらし新作アニメが発表された時、てっきりリメイクだと思ってたので、目明し編の時に流れるだろうとワクワクしてたけど、まさかの新作。
それでも流れてくれるかな?ってちょっとは期待してたんだけど、もう無理でしょうね。どう考えても流れない(笑)
せめて詩音の出番もっと増やしてくれーー!!
日本人が大好きなコード進行
この曲、久石譲さんの「summer」や「AIR」の「夏影」と似てる似てる言われてますが、コード進行が被ってるんですよね。
小室哲哉さんがよく使っていた小室進行ってやつ。
意図的なのかそうでないのかは知りませんが、J-POPを語る上では欠かすことはできない!というくらい日本人が大好きなコード進行。
で、「you」は最初から最後までずーーっとこの小室進行なので、ピアノ初心者が挑戦しやすい曲となっております。
左手はずっと同じ動きし続ければいいし、メロディも特別難しいわけでもない。
超簡単!!
ピアノが全然弾けない自分でも、「you」だけは普通に弾ける。
シンプルなのに名曲です。