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私立恵比寿中学の「オメカシ・フィーバー」はなぜハロプロ感があるのか


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私立恵比寿中学「オメカシ・フィーバー」

6thアルバム「playlist」(2019/12/18)に収録。

メイクは面倒くさい、でも楽しい

高校では色付きリップをしてるだけで男性教師から注意されるのに、そこから社会に出たら「メイクは出来て当たり前」という空気が蔓延している。

しかもメイクするには、そこそこのお金が必要。ちょっとだけ買おうと思っても余裕で数千円飛ぶ。でも必需品だから仕方ない。

クソみたいな社会ですね。

メイクくらい出来て当たり前なんだったら、義務教育で教えろよ!!と、多くの女性がブチ切れてると思うんですが、店で可愛いコスメ眺めてるときや実際にラメをまぶたに乗せたときの あのドキドキは確かにめっちゃ楽しい。

このドキドキ感やキャッキャしてる楽しい感じ、そして「うわっ メイク落ちちゃってるじゃん」というリアルなガチで焦るやつ。

この可愛いとリアルのごちゃ混ぜがものすごくハロプロ感ある。

ハロプロはそこまで詳しくはないのだけど好きな曲はそこそこあって、それこそ女の子の面倒くささや強さ、凛々しさ、か弱さ、譲れないもの、それらをキャッチーにコンパクトに、バキバキなダンスと歌唱力で見せつける最強女性集団というイメージがあります。

エビ中ハロプロって割と通ずるものがあると思ってて、どちらもわちゃわちゃ可愛いからビシッとカッコいいまでどんな曲でも歌いこなせるアイドル。

作詞が児玉雨子さんだからというのもあるだろうけど、ものすごくハロプロと似たような“女の子”が感じられます。

 

 

最後までハラハラドキドキさせる突拍子感

1番はAメロ、Bメロ、サビという流れですが、2番はAメロの次がいきなりサビ。

2番を聴いていて、もうそろそろ「ジャジャジャジャジャジャジャーン」が来るな〜って思っていたら

いきなりサビへぶっ飛ぶという予想外な展開。

あそこいつも!?って何度も聴いてるのにびっくりしてしまう(笑)

最後も「ナナタイム」で締めてもいいのに、ここにきて初めて登場したメロディで「オメカシしなくちゃ無理じゃん〜」の畳み掛け。

最後まで盛り込んできます。ってかこの曲、スキあらば何かを盛り込んできます。

とにかく暇な時間が一瞬たりともない。

ところどころ入ってる「いえーい」「ふぅー」もめーっちゃ楽しいです。

 

 

キャッチーさの秘密

この歌のメロディ、マイナー調なのかメジャー調なのか分かんないんだけど、マイナー調だとするとE♭マイナーで、2番目と6番目の音(ミとシ)を除いた音でほぼ構成されています。 

ニロ抜き短音階ってやつで、ヨナ抜き長音階と同じでこの音階で曲を作ると日本人が大好きな和風なメロディになります。

ヨナ抜き、ニロ抜きは日本の童謡、J-POPからアニメソングまで非常に馴染み深く、とにかくこの音階はみんな大好きなんですよね。

この音階で作られた曲がキャッチーにならないわけない。 

 

まとめ

キャッチーでわちゃわちゃ、でもビシッときめる。これがこの曲がハロプロっぽく感じる所以だと思います。

マジで名曲。マジで超楽しい…。なんか聴いてたら無意識に「身体動かさなきゃ…」ってなるから健康にもいいです。 

メイク面倒くさい嫌だ…ってときも聴きながらだと、無理矢理にでもテンションを上げてくれる。

すべての“オメカシする人あるある”がこの曲には詰まっていて、しかもハイテンションで可愛くて最高です。