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【レビュー・感想】水樹奈々「想い」-三嶋Pは本当に水樹奈々を売る気があったのか?


想い

水樹奈々「想い」2000/12/06

  1. 想い
  2. アノネ~まみむめ☆もがちょ~
  3. ピアス
  4. 想い(vocalless ver.)
  5. アノネ〜まみむめ☆もがちょ〜(vocalless ver.)

 

 

あまりにも地味すぎるジャケット

今や大人気声優アーティスト・水樹奈々さんの記念すべき1stシングル。

当時の声優さんのCD事情知らないから分からないのだけれど、デビューシングルにしてはジャケット地味すぎない!?

見るからに「あ、金なかったんやな」って感じだけど、もうちょっと可愛い衣装あるやん?せめてもっと映える色使えばええやん?

腕についてるの何なん?ブレスレット?もっと可愛いやつあるやろ!茶色って!

奈々さんはこのとき20歳。もうちょいフレッシュさアピールがあってもいいんじゃないか?

「想い」が派手な曲じゃないから、落ち着いたイメージのジャケットにしたんだろうけど…いや、そもそもデビュー曲はもっとアップテンポのやつでよくない!?

本当に三嶋プロデューサーは水樹奈々を売る気があったのか!?

 

想い

想い

想い

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これ本当にこれ水樹奈々のデビュー曲なのか!?というくらい大人しく落ち着いたミドルポップス。

幼少期から演歌の歌唱法を父親から徹底的に叩き込まれていた奈々さん。

この曲のレコーディング時、三嶋プロデューサーから「日本海が見えるね…」と言われたそう。

私はこの曲、すっごく好きです。奈々さんの初々しい歌声が新鮮なのももちろん、2000年代初期の風が感じられるし、Cメロ前の謎の外人女性ボソボソ英語も「っぽい」。(ここ何て言ってんだろう…)

「Fly high…」が英語なのに英語感がまったくないのも面白くて好き。

 

でもライブではまったく歌ってくれない。

なんでだよデビュー曲なのに!!!思い入れは間違いなくあるはずなのに!!!

ライブで盛り上がる・お客さんが聴きたい曲と、自分の思い入れある曲はまた別だから、しゃーないんだろうけど…奈々さんが思っている以上にこの曲は喜ばれると思うよ!!

他の声優さんのライブで、デビュー曲は毎回歌ってるのを見ると「なんで奈々さんは歌ってくれへんのや…」と悲しくなる。

もっとデビュー曲大事にして奈々さん!

 

 

アノネ~まみむめ☆もがちょ~

アノネ~まみむめ☆もがちょ~

アノネ~まみむめ☆もがちょ~

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この3曲の中で一番ライブで歌われている印象。

「まみむめ☆もがちょ!!」と、思わず言いたくなるような語呂の良さ、わちゃわちゃ感、ちょっと恥ずかしくなるようなモンキーダンスがライブにはもってこいです。

いかにも低予算感ある打ち込み音がチープさを際立たせていて、こちらもお気に入り。

(00年代初期のまだ右も左も分からない若い女性アイドルのチープサウンドが好きなので…)

もういっそこの曲が1曲目でよかったんじゃないか?って思うけど、さすがにハジけすぎかな。 

 

ピアス

ピアス

ピアス

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3曲の中で、最もナイーブで大人っぽい、でも若さゆえの未熟さが垣間見えるミディアムバラード。

あなたからもらった

シルバーのピアスを

つけてみるよ 

二度とピアスはしない 

そう決めていたから 

少し痛いね

この部分の歌詞が切ねぇ…

おそらく今の奈々さんが歌うと全然違う曲になりそうです。歌声も歌唱法も全然違うし。 

2番終わった後の間奏が突然やたらと激しく盛り上がっていて笑ってしまった。

バラードだからじわじわと盛り上がるのが普通だけど、あまりにも突然すぎて方向性間違えた感がすごい。

この曲も「想い」と同様、ライブではまったく歌われない。そのおかげで認知度が非常に低いです。

 

 

本当に水樹奈々を売る気があったのか!?

三嶋プロデューサーはどういう考えがあってこの曲をデビュー曲にしたのか、こんなジャケットにしたのか。

良い曲だし大好きだけど、デビュー曲にしてはあまりにも大人しすぎる。

どんなアーティストでもよくやる、ライブでの「この曲は私にとって大切な始まりの曲です!みんなも一緒に歌ってくださーい!」みたいなのできないやん…

中森明菜さんのデビュー曲、「スローモーション」に近い何かを感じる。(明菜さんのデビュー曲もおとなしめの曲で、そんなドカンと売れたというわけではなかった。)

三嶋プロデューサーは水樹奈々中森明菜にしたかったとか?

それは考えすぎか(笑)

確か三嶋プロデューサーは中山美穂さんが好きでキングレコードに入ったんだっけ。

何か考えがあったのか?だとしてもジャケット地味すぎ。

当時はこういう地味なのが流行ってたのかな?

絶対にジャケットが地味すぎて損してるところもあると思う。

いろいろともったいないデビューシングル。