酸素どーなつブログ

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巫まろ「まろまろ浄土」はなぜ中毒性が高いのか分析してみた

ZOCのメンバー、巫まろさんのソロ曲「まろまろ浄土」。

あれ、めちゃくちゃキャッチーで中毒性高いですよね。


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私のこの曲との出会いは、ZOCの無銭オンラインライブ、「SHINEMAGIC 発売記念 緊急生ライブ」。

巫まろさんがZOC加入を発表して、ハロプロのあの福田花音!?YouTubeのコメ欄とTwitterがざわついてる中で披露されたのがこの曲でした。

ハロプロのことは詳しく知らなかったけど、「アイドルール」で見たことがあったから顔は知っていました。


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「まろまろ浄土」を歌うまろさんは、やはり元ハロプロということもあり、メンバーの中で一番貫禄があり小慣れてる感があった。

このオンラインライブを観終わった後も、ずーーーーーっと頭の中で「まろまろ浄土〜♪」と頭から離れなくて大変だった(笑)

もう完全にまろまろ浄土されてしまった(?)

正直、ZOCはこの頃が一番見ていて楽しかった。

コロナも流行り出してライブ開催自体が難しくなってた時期だったけど、ライブにも行きたいとは思っていたなぁ…

いろいろゴタゴタがあってからの不倫でドン引きし、もう完全にライブに行く気は失せました。

やっぱりアイドルはエビ中しか勝たん。

でもまぁZOCの曲は大好きなので、愚痴はこれくらいにして「まろまろ浄土」がなぜこんな中毒性高いのかを分析していきます。

 

 

日本人みんな大好き!ヨナ(ニロ)抜き音階

まず、この曲はヨナ(ニロ)抜き音階で構成された曲だと思われます。

この曲のキーをAmにして考えると、

ファとシが飛ばしたラ、ド、レ、ミ、ソの音でメロディが作られてるんです。(たまにシは登場してるけど)

こういうファとシを飛ばした音で構成されてる曲を、ヨナ(ニロ)抜き音階と言います。

※詳しくはウィキってください。

ヨナ(ニロ)抜き音階の曲は、全体的に和風なメロディになるので

日本人が大大大好きな音階で、ヒット曲もいっぱいあります。

例えば、星野源さんの「恋」


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JITTERIN'JINN「夏祭り」


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アニメ「銀魂」のOPとして有名な、DOES「曇天」


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初音ミクさんの「千本桜」


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あとは松任谷由実さんの「春よ、来い」のサビとか。


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こんなふうに、みんな大好きで日本人に大変馴染み深い音階です。

 

 

ザ・歌謡曲な構成

基本的にずーーっとサビっぽい。

ずーーっとキャッチーなメロディだから。

普通のJ-POPはAメロ→Bメロ→サビで、サビが一番派手なんだけど、この曲はずっとサビっぽく聴こえる。

これって、完全に歌謡曲なんですよね。

木綿のハンカチーフ」とか、セーラームーンの主題歌「ムーンライト伝説」みたいで。(どちらも本家がなかった…)


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昔の曲って、ずーっとサビっぽくて、メロディが2つだけで構成されてるっていうことが多かったんですけど

「まろまろ浄土」も超大雑把に大きく分けると、メロディは2つしかない。(「角刈りの犬♪」のメロディと「まろまろまもってくれなきゃやだけど〜♪」。)

↓編曲した方も、やはりアイドル歌謡曲をイメージしたっぽい。

realsound.jp

当初まだまろさんのことをよく知らなかったのでアレンジする前にWikipediaで調べるとおじゃる丸のことが書いてあって、ああそうかと思い(何が?)、日本的な音階でかつ昭和のアイドル歌謡曲のようなムードになればいいなと思って取り掛かりました。

 

 

大森靖子さんの面倒くさくて可愛い乙女な歌詞

こんなおっさんホイホイな懐メロアイドル歌謡に、今風の女子な歌詞をつけたらどうなるのか…

化学反応が起きる!!

フェミっぽいくせ こっち 全否定
“女の子”じゃなくて“自分!”じゃん…
苦労してない顔面に
わかるわけない乙女心

まろまろまもってくれなきゃやだけど
まもられたらまたうざいうざい
まろまろバズってアンチウケるけど
ママだけバレたらきびいきびい

メロディは懐かしいのに、「フェミ」とか「アンチウケる」という言葉はまず懐メロでは絶対に出てこないから、すごく変な感じ(笑)

でも、まろさんの面倒くさい性格(?)や複雑な乙女心を抱えてる可愛さと相性が良すぎている!!

大森靖子×面倒くさい女子、こんなピッタリな2人が合わさって、最高な曲にならないわけがなかった。

というか、基本的に大森靖子さんの曲って大体これなんですよね。

謡曲っぽいキャッチーなメロディに、新時代な挑戦的かつ独特な歌詞を乗っけるっていう手法が。

例えば「勹″ッと<るSUMMER」とか、「夏果て」とか、「呪いは水色」とか。


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呪いは水色

呪いは水色

大森靖子さんはこの手法でのし上がってきた(?)というイメージが強い。

初めてライブ映像を見た時、「メロディ自体は耳馴染みがいいのに、歌詞は歌で初めて聞くようなワードの連続だな!?」と衝撃でした。

 

 

まとめ

謡曲テイストのメロディに独創的な歌詞を乗っける手法が得意な大森靖子さんの作る曲と、面倒くさくて可愛い乙女心をもつ巫まろさんの歌だからこそ生まれた名曲。

これからもたくさんの人をまろまろ浄土してください。

で、結局「角刈りの犬 てか 脱走兵」って何なん?