【レビュー・感想】センチミリメンタル「キヅアト」-BLアニメ史上に残る名曲
センチミリメンタル「キヅアト」2019/09/11
- キヅアト
- まるつけ
- session / the seasons
- キヅアト -Instrumental-
- まるつけ ‐Instrumental‐
センチミリメンタルとは…
作詞、作曲、編曲、歌唱、ピアノ、ギター、プログラミングのすべてを担う温詞によるソロプロジェクト。
センチミリメンタル=温詞さん…ってこと?
つまりT.M.Revolutionの西川貴教さんみたいなやつってことですか?
いや、西川さんはこんな全部は一人でしていない。
作詞作曲編曲その他諸々すべてを一人でこなしてるってすごくない??
おそらくTMというよりもボカロPの方が近いと思う。
キヅアト
深くえぐって
そのついでにいっそ記憶も奪ってよ
届かない声ばかりがまた
僕を締め付けるんだよ
深く探って
ねぇ 僕の中の痛みも見てよ
君が置いてったものばっかが
僕のすべてになったの
アニメ「ギヴン」のオープニング曲。
すごく大好きな作品だけど、アニメは原作2巻までを無理やり1クールにまとめてたせいで(映画化も決定してたからその都合だろうけど)、テンポがものすごくゆっくりでイライラしたせいで途中から見ていない。
でも、このアニメの見せ場であるライブシーンだけは見た。
やっぱり音楽が題材の作品だからか、音楽に関しては何から何まで最高だった。
アニメ第1話でこのオープニングを初めて聴いた時、
大正解!!!ギヴンが始まりましたー!!!ってくらい、これ以上の曲はないってくらい「ギヴン」にハマってると思った。
歌詞内容は、覚醒する前(「冬のはなし」を披露する前)の真冬の内面。
もうこれBLアニメ史上に残る名曲だろ…
Cメロが印象ガラリと変えてきて、アレンジもオーケストラみたいな壮大さで「あれ、曲変わった?」って一瞬ビビる。
出だしは
君が置いてったものばっかが
僕のすべてになったの
だけど、ラストは
君が置いてったものばっかが
僕の生命になったの
で締めるのがエモエモすぎる。
まるつけ
僕らはどうかな 上手いこと
「人間」を出来てるかな
どうかな どうかな
探りながら まるつけ
センチメンタルな気分になる、「ギヴン」らしいクソエモバラード。
出だしの歌詞が
寂しさは凶器だ
人を傷つけてしまう
それに気付けなくなる
と、いきなり心に突き刺してくる。
アニメver.はそこまで深くは刺さらなかったけど、フルver.を聴くとグッとくるものがあった…
え、めっちゃええ曲やん…
なんでアニメver.だとこの良さに気づけなかったんだろう。(多分オープニング曲が好きすぎたから)
真冬ver.は、甘さと苦さが絡み合ったようで切なさが倍増。真冬の等身大の不器用さが出てる。
センチミリメンタルver.は、「ギヴン」の登場人物みんなにそっと寄り添ってるような印象。
アレンジも違うから、違う曲に聴こえる。
session / the seasons
いやカッコよすぎんか?
結婚してください…
インストとか普段聴かないのに、これは聴いちゃう。
即興ジャムセッションで変拍子って出来るもんなの?って疑問だったけど、
そんなのどーでもよくなるくらいカッコいい。
鳴らしたコード
CDの感想とは関係ないけど、気になったこと。
立夏と真冬の出会いという、この作品冒頭の超重要な、
立夏が弾いたコードによって真冬の世界が変わったというシーンで
アニメのPVでは立夏が鳴らしたコードがドミソ〜♪(おそらくCメジャー?)だったから
Cメジャーで「この時、鳴らしたコードがまずかったんだ」とか、んなわけねぇだろこのアニメ大丈夫かな?って心配になりました。
でもアニメ本編はちゃんとエモいコード(Aadd9)に変わってて安心した。(しかも押さえる指もPVと本編でちゃんと違う!)
なんかこの記事書いてたらアニメをちゃんと見たくなってきた…
アニオリ部分も結構あったっぽいし、原作好きならアニメもちゃんと見た方がいいのかも…