酸素どーなつブログ

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【レビュー・感想】小倉唯「Raise」-予想外のデビューシングル


Raise(DVD付)

小倉唯「Raise」2012/07/18

  1. Raise
  2. PON de Fighting!
  3. Raise(off vocal ver.)
  4. PON de Fighting!(off vocal ver.)

これって2012年の曲!?そんな昔だったの!?

少し複雑なソロデビュー

小倉唯さんのソロデビューシングル。

当時ゆいかおりとして活動してて、唯ちゃんだけソロデビューだったので石原夏織ちゃんのソロデビューは…?」と若干悲しくなったことを覚えてます。

あの頃って、唯ちゃんの方が注目されてた空気あったよね。

石原夏織ちゃんの声もすごくいいのに、なんでみんな気づかないんだよ…って悔しかった。

私がゆいかおりの2人の存在を知ったのはもうだいぶ前。

ゆいかおりが人気になる前(というちょっとした古参アピールでもしておこう)から知ってたから、そりゃもう複雑だったなぁ…

もちろん唯ちゃんソロデビューはおめでとう!って気持ちだったけど。

今は2人とも同じくらいバリバリ活動してて嬉しい。

 

唯ちゃんといえば、やっぱり唯一無二の声質。

年上なのに 絶対にちゃんづけで呼んでしまうくらいのロリボイスは、声優の中でも類い稀な存在でしょう。

 

 

Raise 


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唯ちゃんの声質を生かした、可愛らしいアイドルソングかと思いきや、水樹奈々さんあたりが歌ってそうなロックナンバー。

「あれ?こういう系統なの??」と、予想外すぎて衝撃だった。

アニメタイアップだったからというのもあるでしょうが、オタクはこういう曲大好きなので一度聴いただけで大好きになってしまった。

歌詞が全然聴き取れないという声優としては致命的な舌足らずさも 唯ちゃんの魅力のひとつ。(単純にこの曲キー低いから聴き取りづらいだけなんだろうけど)

特にサビ「試練与えては 試す神たちを」は何度聴いても聴き取れなかった。

2番のAメロなんてマジで何言ってるかわからん。

歌詞カード見て「こんなこと言ってたの?」って絶対なる。

なのに不思議とクセになってしまう声。

唯ちゃんの低音ってなんであんなクセになるんだろう…

声優としても、可愛いロリキャラよりも低い声のキャラの方が味があって好きでした。「クロスアンジュ」のクリスとか。

ともに闘いたいの 守りたいと願うの

こっちよ こっちのほうが

自分に似合う 迷うことなく!

1番だと「どっちよ どっちにするの」と恐れと迷いがあったけど、ラストはすでに決心して突き進もうとしてる姿勢がカッコいい。

ジャケットは赤い靴、赤い本、薔薇、紅茶とどれもこれも真っ赤なものにこだわったものばかりで、唯ちゃんの白いドレスが余計に映えてて美しいですね。

歌詞カードに写っている大量のイチゴ(だよね?)がめっちゃ綺麗で美味しそう。

あんな大量なのを綺麗に皿の上に盛るの大変だったんだろうな… 

 

 

PON de Fighting!

PON de Fighting!

PON de Fighting!

  • provided courtesy of iTunes

こっちの方が小倉唯のパブリックイメージに近い曲だと思います。

小倉唯の声質を見頃に活かした中毒性高いポップチューン。

ってか、作曲・編曲が私の大好きな大久保薫さん!!

(大久保さんはアニソンやハロプロに多く関わってるイメージが強いですが、私は「とらドラ!」のOP曲「プレパレード」が大好きで、名曲中の名曲だと思ってます。)

大久保さんの曲は、シンセやピコピコ音のひとつひとつが可愛くてキラキラしてて、まさに唯ちゃんにピッタリ。

「勇気DON DON 夢BORNBORN」「ポケットPON ハートがPON」が可愛すぎる。

 

正反対の2曲

カッコいい系と可愛い系、真逆のタイプの2曲ですが、これで大正解かなぁ と。

だって似たような曲続けて聴かされてもつまんないし。

仮にどちらも可愛い系の曲だったら、「小倉唯は可愛い系しか歌えない声優アーティスト」と思われちゃったかもしれません。

小倉唯を知らなかった人にも、カッコいいと可愛い、私は両方もってるのよ!!という強みがアピールできたデビューシングルだと思います。