mao「花のあとさき」-薄桜鬼 黎明録ED-歌詞が新選組そのもの
花のあとさき TVアニメ「薄桜鬼-黎明録-」エンディングテーマ
mao「花のあとさき」2012/08/08
アニメ「薄桜鬼 黎明録」のエンディングテーマ。
maoさんの特徴
maoさんも吉岡亜衣加さんや黒崎真音さんと同じく、薄桜鬼の音楽を語る上では欠かせない重要アーティストです。
maoさんが歌う薄桜鬼ソングは、優しく包み込むようにしっとりと物語のラストを彩るような曲が多め。
maoさんといえば、「ドラえもん」のオープニング「夢をかなえてドラえもん」という人の方が多そう。
あとどうでもいい話だけど、このシングルのカップリング曲「繭」って劇場版「鬼滅の刃」主題歌 LiSAさんの「炎」になんとなく似てる。
「炎」に似てる曲、世の中にめっちゃ多くない?
絶対に飛ばせない
maoさんはアニメ「薄桜鬼」「薄桜鬼 碧血録」のエンディングも歌っていて、今回も薄桜鬼のエンディング曲らしい似たような系統の曲ですが
個人的に数ある薄桜鬼楽曲の中でも、かなり上位に食い込むくらいお気に入り。
薄桜鬼は、あの激動の時代を生きた新選組隊士達のストーリーなので、シリアスな展開も多め。
maoさんの、まるで薄紅色の桜が優しく大地に降り注いでいくような柔らかな歌声と、雅なメロディライン・アレンジに毎度癒される&涙腺を刺激されてました。
特に今回私はアニメ「薄桜鬼 黎明録」を久々に、しかも一気見したけど
OPもEDも絶対に飛ばさなかった。
「時間ないし飛ばそう」という考えすら湧いてこなかった。
だってどちらも薄桜鬼にぴったりすぎる名曲だから…
歌詞はまさに「薄桜鬼」の新選組そのもの
桜の樹さらさらと 光る風に揺れゐる
あの散り急ぐ花の劇(はげ)しき日々
遠き夢の如く
激動の時代・幕末、己の信念を貫くため 桜のように散っていった新選組。
(史実詳しく知らんけど新選組ってそんなイメージある)
彼らの生き急いでいる様は、歴史を語る上ではほんの一瞬の出来事。
あゝ たおやかな風になりたい
心の泪 散らすよう
よるべなき想ひ 苦しみに寄り添いたい
うららかな陽の如く
ただうたかたの季節でも
貴方の悲壮の泪を散らせたい。
たとえ儚く消えゆく季節だろうと、
貴方の生き方や悲しみ=花に寄り添いたい。
アニメは1番しか流れないけど、2番もものすごく薄桜鬼らしさ全開。
木洩れ陽のあやとりが 解(ほど)けやがて陽が落ちる
めっちゃ詩的な表現…
これこそ日本語の美しさだなぁって改めて思う。
けれど貴方は 其の命を削り
たゆみなく進みゆく
明日を求めて 明日へ急ぎて
見えぬ茨の道
新選組の生き様そのものですね。
あゝ 涼やかな風になりたい
桜の幹の傍らで
志抱き駆け抜ける人が今は
穏やかに微笑うように
この浅葱色の空の下
逆に新選組以外考えられないってくらい
新選組のことを綴った歌詞。
黒崎真音さんが歌うOP「黎鳴-reimei-」でも歌詞に「浅葱」と出てきました。
黎明録では、ストーリーの途中で浅葱色の隊服をもらうところも印象的なシーンです。(薄桜鬼本編は登場した時点で既に浅葱色の隊服着てた)
この羽織を着たあたりから、本格的に新選組の物語が始まるようでワクワクしたなぁ。
タイトル「花のあとさき」の解釈
1番2番ともにサビが秋川雅史さんばりに「風になりたい」気持ちが伝わってくるような曲。
風は目では見えない。でも髪を揺らしたり、感情に入り込んだりしてくる。
あっちは千の風で壮大だけど、こちらは、激しい時代を生きる貴方にただ寄り添いたいというそれだけの細やかな願い。
後先(あとさき)は前後という意味があるので
花のあとさき=花が咲く前から、散っていった後もずっと風になって見守りたい・寄り添いたい
という歌だと思いました。
ジャケットの井吹龍之介くんカッコいいよね。
ボリューミーな毛量とか狼みたいで…
本気でゲーム欲しくなってきた。
そのためにはまず自分専用のSwitch買わないと…
いい加減人に借りるの面倒になってきたし。