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【レビュー・感想】早見沙織「Jewelry」-カップリング曲がヤバいくらい名曲だった


早見沙織/Jewelry(「カードキャプターさくら クリアカード編」EDテーマ) <アーティスト盤>

早見沙織Jewelry」2018/03/28

  1. Jewelry 
  2. 琥珀
  3. Jewelry (TV EDIT)
  4. Jewelry (instrumental)

早見沙織さんの4枚目のシングル。

早見さんといえば、みんな大好き「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」に出演している大人気声優さんです。

早見沙織さんの歌声って、絶対の安心感と信頼を寄せてる幼稚園の先生感あるよね。

私が親だったら、「ここの先生だったら大丈夫だ安心して預けられる!」って思うもん。

 

声優さんで作詞する人はいっぱいいるけど、積極的に作詞作曲を両方してる人ってまだあんまりいないと思うんですが、早見沙織さんはかなり積極的に両方してる印象。

しかも超高クオリティ。

多才だなー

もう「声優もできるシンガーソングライター」って肩書きでいいんじゃないか?

 

Jewelry 

アニメカードキャプターさくらクリアカード編のエンディング曲。

まずMVが最高。


www.youtube.com

女の子の夢と希望しか詰まってない世界観。

ピンクの囲まれた部屋、マニキュアや大きなイヤリング、レトロ電話、パンケーキ…

私が幼女の頃憧れたものばっかりなんですよね。

ちょうど「なかよし」を読んでるような女の子が夢見る世界観。

歌詞に「マゼンタ」ってあるけど、女の子の夢がめっちゃ濃いピンクってところは共感しかない。

もうすべてが可愛い。

大丈夫

信じることがパワー

いまはすこし照れたりしても

ちゃんとわかってる

そう

この胸の奥に 輝いてるjewelry

勇気をくれるよ どんなときも

↑サビの歌詞、主人公・さくらちゃんが作中でよく言ってる台詞「絶対だいじょうぶだよ」を意識して書かれたんだろうなって分かる。

早見沙織さんの「パワー♪」の歌い方が、ジャンプしているようで元気いっぱいなんだけど貫禄があって好き。

 

 

琥珀

琥珀糖

琥珀糖

  • provided courtesy of iTunes

ジャジーなピアノとボーカルだけで構成された曲なんだけど

すっごい名曲だった…

琥珀糖」っていうのが「綺麗なタイトルだなぁ」って思ってたけど、もっと可愛い曲を想像してた。

お酒飲みながら、過去の幸せな想い出に浸りつつ、「もうあの頃には戻れないのか…」と物思いにふけってるような曲でした。

並んで見ていた花が咲く

傍から溢れ落ちる旋律

 

弱気なこわがりが左側預けて

そっと覗き込めば優しく笑う

 

想い出は琥珀糖 甘く溶けて

仄かな残り香と 消えていってしまう

 

もう戻らない なにも

明日は来る

募る想いが深くに閉じこめる

早見さんの静かだけど情熱的な歌唱、特にサビのファルセットから低音の行き来が病みつきになる。

こんな名曲を作詞作曲できて、歌唱力抜群。

ピアノの弾き語りも出来てしかも表現力もハンパない。

シンガーソングライターなの???

 

一番ゾクっときたのは、終盤の「行かないで」ですね。

なんて苦しくて寂しそうな「行かないで」なんだ…

このたった5文字だけで、この曲の想い全部を詰め込んでる感じ。

 

 

隠れた名曲

Jewelryもいいけど、私は琥珀糖」に完全に心を奪われました。

たまにある、カップリング曲だと思って油断してたらとんでもない名曲ぶっ込んできやがった!ってパターン。

こういうアルバム未収録な名曲って見つけた時って、「アルバムに入ってないのもったいないな〜」って思いながら、自分だけの宝物見つけた感覚でテンション上がります。